こども美術教室 がじゅく 三鷹スタジオのブログです。日々創作活動にいそしむ子供達の表情や毎回の授業の報告などを発信しています。(子供のための造形・絵画教室)

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2011年12月17日土曜日

12/17(土)の授業報告

2011年、今年最後の三鷹土曜クラスとなりました。

3月にがじゅく三鷹スタジオがオープンして、みんなのおかげで本当に楽しい授業ができました。
来年も引き続き、よろしくお願いいたします!!

さーーーーて、そんな土曜クラスの本日の課題は幼児クラスは「植物のコラージュ画」でした。


↓↓↓ポインセチア
三鷹木曜クラスの、のぞみ先生が選んでくれました。
時期的に、ナイスな選択ですね〜

↓↓↓幼児クラスの作品(制作途中)
この「植物のコラージュ画」という課題は、「背景」「鉢」「植物(葉)」と各部を別々に描き、パーツにしてから、そのパーツを組み上げて一枚の絵にしてきます。

そうすることで、絵を描くことをより具体的に理解してもらいます。

葉っぱも一枚一枚重ねていくと、「あ〜!こうなってるんだ!!」てわかるでしょ!!

↓↓↓こちらは〜
鉢にさしてあるプレートを描いてみました。

↓↓↓これが、実物です
来年まで、すこしだけお休みして、また作っていこうね!!



午後の少年クラスAは「ハトメ人形」制作でした。
まずは、「ハトメ」についてご説明しましょう。


「ハトメ」とは、金属の留め具のことです。

↓↓↓こちらが、ハトメの金具とかしめ具です。

漢字で書くと「鳩目」なんですって。

ポポポ−、ハトポッポーの鳩さんですね。

↓↓↓こちらが人形です

この人形を使って、人間の関節を「ハトメ」で再現して人形を作っていきます!!

↓↓↓こちらは、アキヒロ先生のお手本




↓↓↓人形の各部分を分解して「パーツ」にしていきます。
また、切り出す前に各部分に名前を書いておきます。


例えば「ひじの関節」を作る際に、上腕(ひじの上)と前腕(ひじの下)が交わる
「ひじ」は、お互いが重なる部分がないと「ハトメ」が打てません。

なんだか難しい話ですが、みんながんばって考えていました。


↓↓↓裏側は、こんな感じです



では、生徒さんの作品です!




パーツの切り出しに時間がかかっていましたが、ラストスパートでここまできました。



こちらは、完成目前!
下書きの段階から丁寧な仕事をして、着実に作業を進めていってくれました。



「ハトメ」の下穴をあけるのが大変だったね!
でも、急がなくても大丈夫!!
しっかりと実感を得ながら作業をしましょうね。



さて、少年クラスBでも「ハトメ人形」制作でした。

制作風景


この少年クラスBで、とてもいい出来事がありました。






上の画像は、失敗した「体」「首」の関節部分。
「体」にハトメの下穴をあける際にうまくできずにちぎれてしまったんです。



僕が「作り直そう!」と、

そしたら「絶対できない!」と、

僕「失敗したところには、上手になるヒントが隠れているんだよ。なんで、失敗したのか考えて、もう一度作ろう!」

生徒「絶対できない!絶対できない!上手くなんかなれない!!」

僕「一緒にやろう!必ずできるから!!」



そして、一緒にできなかった原因を考えて、もう一度、丁寧に仕事をして、、、




↓↓↓できました!!!


上手に作ることだけが目的ではありません。

その子が「描く」「作る」ことから楽しんで発見や実感を得ていくことが大切だと考えます。

上手にできないことも大切な経験なのかも知れませんね。

でも、その際にしっかりと方向を示してあげることが僕たちの仕事なんだと思います。


今年の授業は終わったけど、また来年から楽しい授業を始めましょう!!!

来年もよろしくお願いいたします!!!!




担当した先生は、アキヒロ先生。(記:アキヒロ先生)

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