こども美術教室 がじゅく 三鷹スタジオのブログです。日々創作活動にいそしむ子供達の表情や毎回の授業の報告などを発信しています。(子供のための造形・絵画教室)

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2016年9月10日土曜日

三鷹9/10(土)の授業報告

みなさんこんにちは。
今日は8月に戻ったような暑さでしたね…。
教室に入って「涼しいー」と思わず声が漏れていた生徒さんがちらほらいました。
クーラーを効かせてお待ちしてますよ!

さて、制作の方ですが今週も引き続き全クラスでデッサンに取り組んでいます。
それでは早速、今日の様子を見てみましょう。

合同クラス
「静物デッサン」


まず最初のこちらの作品は、隔週コースの生徒さんのデッサンです。
なんと今日2コマで白紙の状態からここまで描いてしまいました!
合計3時間、大人でもなかなかずっと集中し描き続けるのは難しいのですが…凄いです。
驚異的なスピードで、なおかつしっかりと観察を続けながら描くことができました。
何度もしつこく描いたり消したりしたおかげで、特にテーブルの白い色味がしっかりと表現されてきているように感じます。
そしてテーブルの上に鳥と植木鉢がドンと置いてある、そんな存在感も感じられますね。
鉛筆一本で美しい幅広いトーンが表現できました。


こちらの生徒さんは今日から着色に入りました。
まずはブルー系の絵の具を使って影を探して着色して探していきます。
その後はどんどん見えている色を探して着色していました。
点で描いたり、太い線で描いたり、絵の具を薄めてみたり濃くしてみたりと色々試しながらの授業でしたね。
どの段階でも勢いのある画面で、今後色が重なっていったときどんな絵になるのかとても楽しみです。
次回は細かい着色や描き込みに挑戦できたらなと思います。


幼児クラス
「静物デッサン」


こちらのデッサンはどんどん仕上がってきていますね。
このモチーフのサイズ感や形、色味などが合うようになってきた結果、1枚の画用紙の中にグッと奥に入り込む空間が生まれてきました。
この絵を見ていると、作者の生徒さんの下からモチーフを見上げるようにして描いている、可愛らしい目線を感じます。
大きな形や色味はかなり充実してきているので、次回はもう少し粘って細かい着色や、塗り残しをなくす作業をしていきたいですね。
完成が見えてきていますよ、次週も頑張りましょう!


こちらの生徒さんもどんどん着色を進めています。
パレットの上で絵の具を混ぜるのとはまた違い、画面上で下の色と上の色が重なり混じることでもどんどん色が変化し新しい色が生まれてくるんですね。
なので1回塗ったから終わり、ではなくさらに見えている色に近づけるための塗り重ねが重要です。
今日はそういった学びある作業が出来ていたように思います。
次回も今日塗った上に色を塗り重ねてみましょう、さてどんな色が生まれるのかな?


こちらのデッサンはとても丁寧な観察を感じます。
どこが上手く描けているか、本物と違うところはないか、ではそこはどう変なのか…という心の中での自問自答がしっかりできているのではないでしょうか。
よく「デッサンは全ての基本」と言います。
デッサンで大事なのはどれだけそっくりに上手に描けるかではなく、「描いている間にどれほど自問自答できたか」なのではないかと思います。
そういった客観的な視点を持つことはデッサンや絵画工作制作のみならず、美術以外の分野、生活の中などでもきっといかされてくるはずです。
ちょっと話が大きくなってしまいましたが、今後も楽しみに思います。
…ということで次はちょっと苦戦してる鳥の台座を一緒にじっくり観察し、描いてみましょう!

少年Aクラス
「静物デッサン」


続いてはこちら。
こちらの作者さんは大の恐竜好きというだけあって、デッサンもどこか恐竜らしさがありますね。
植物や鳥の脚、尻尾など思わずうなってしまうくらい良く見て描けています。
この生徒さんも何度も何度も自問自答していました。
そういう姿は実際見ていなくても、絵を通して感じ取ることができます。
今日から着色には入りましたが、最初の影の着色がしっかりいかされていますね。
鳥の体のゴロッとした大きな立体感が現れ始めています。
恐竜並みの迫力と存在感を目指して、この調子で次回もどんどん描き込んでいきましょう。


こちらはパッと見ただけでも思い出せるような、印象深いデッサンですね。
独特な雰囲気のある面白いデッサンになってきています。
濃い鉛筆の線は抵抗のある生徒さんが多い中、ガッツリと濃い線を使うことによってなかなか表現できない画面のメリハリが生まれています。
影の落ち方や着色を見てみると、しっかりと立体感を意識していることが分かりますね。
今回のデッサン、特に少年クラスではモチーフとの見比べ、違和感がある箇所のやり直しをしつこく要求していましたが、その甲斐があったかなと嬉しく思いました。
この調子で焦らず諦めず、じっくり描き進めて欲しいです。
またみんなでミニ鑑賞会をしてみてもいいですね!

少年Bクラス
「静物デッサン」



こちらの2名の生徒さんは、今日は影の着色まで作業が進みました。
まだまだ途中段階ですが、どちらの生徒さんもよく観察しながら影の部分を探すことができているように思います。
次回もまずは細かい目で見たり、大きな目で見たりを繰り返しながら、モチーフのあちこちに隠れている影を見つけてみましょう。
きっとどんどん画面に影の青色が乗っかってくるはずです。
生徒さん一人一人の画面がどんどん様変わりする様はとても頼もしく、また見ている私にも気づきが多く勉強になっています。
そこから次はどんな絵が生まれるかとても楽しみです。


さてさて最後はこちら。
こちらのデッサンはかなり勢いのある画面で、力図良いタッチが心地良いです。
途中葉っぱの部分を全消しすることになりましたが、そこから諦めることなく再び描き進めることが出来ましたね。
その甲斐あって、モチーフの植物特有の印象に近づいてきています。
鳥の形もだんだんに本物に近づいているのではないでしょうか。
どうしてもモチーフが小さくなりやすいのですが、徐々に画面の中で大きく膨らんできました。
まるで紙の中で本当に鳥と植物が成長しているみたいで、その過程も見ていて面白かったです。
次回はさらに葉っぱを描き足してみましょう。


担当したのは、ももこ先生とそらや先生でした。(記:そらや先生)

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